フィンランドが好きな建築学生のブログ

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神は細部に宿るの再解釈

Facebook の記事でこのような投稿がありましたので、

自分なりにも考えてみました。

 

以下は、文章を抜粋

 

「あなたの家のためにアドバイスをするならば、さらにもう一つの特色を家に与えなさい。どこか小さなディテールの中で、あなた自身をさらけ出すのです。家の形態のどこかに故意に弱点を、あなたの弱点を見せるのです。

(中略)この特色なしには、

 

どのような建築の創造も完全ではありません」Alvar Aalto, “Porraskiveltä arkihuoneeseen”, 1926

ディテールに神が宿るとよく言われるが

そう聞くと、なにか神懸かったもの、常人には真似できない匠の技のようについ思ってしまう。

 

しかしそうではなく、

「あなたらしさをこそディテールに込めなさい」というのが、アールトの教えなんじゃないか。

 

どんなに不器用でもいい。

その人が身の丈で考えたものは誰にも盗まれることはない、その人だけのもの。

 

アールト自身も謎めいていて、

そのカリスマ性から神様のように語られることも多いが、

でもアールトの建築には弱点(言い換えるとつっこみどころ)がいっぱいあって、

とても人間臭い。

 

失敗すらも隠さない。やらかしたときこそチャンスだと言わんばかりに、

その造形を積極的に表出させている。

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このような文章を踏まえ、

アールトの建築は、

挑戦的なディテールが多いのかと腑に落ちました。

 

自分は、これから実施設計が待っていますが

ディテールを考える時に

抵抗を持たず自分の弱点をさらすような感覚で

自由に描いていけたらいいなと思いました。

 

まだ、学生の僕からするとディテールとは、

何かとっつきにくい細かいものという印象です。

 

でも、神は細部に宿るという言葉は

どんな時でも心掛けている言葉です。

 

それは、模型や図面、スケッチ...なんでもです。

 

その集積が建築をつくっていくと思います。

 

しかし、今回の気づきは、

もっと建築を考えるときは、

自由に自分の気持ちをそのままに出していいんだということです。

 

アールトでさえ、挑戦して失敗しているのに、自分は、そもそも建築的な挑戦をせずに失敗を恐れていてはいけないと背中を押してをくれる文章でした。